インドの携帯電話・スマートフォンメーカーは、中国のスマートフォンメーカーにより、シェアの約35%を失ってしまいました。
わずか2年前、MicromaxやKarbonn Mobiles、Lavaそして他の地元メーカーは、54%以上の市場シェアを持っていました。
現在は中国のスマートフォンメーカーのシェアが、インドの市場で初めて50%を超えました。
インドのスマートフォンメーカーは、マーケティングにかかるコストの増加、携帯電話・スマートフォンの本体価格の低下などの問題を抱えていました。
このような状態は中国のメーカーにとっては「望むところ」であり、インドのスマートフォンメーカーは、
土俵に上がる前から決着の付いている勝負に挑んだようなものでした。
中国のスマートフォンブランドは、加熱する自国内のシェア争いにより、新天地を探していました。
インドは中国のスマートフォンメーカーにとって最適の地でした。
これまでのビジネスの蓄積が、中国のスマートフォンメーカーにとって、必ず成功へと導いてくれそうな環境だったのです。
インドに携帯電話のブランドを
10年前、Appleが最初のiPhoneを発表しようとしていたとき、インドのショップには、まだ多くのフィーチャーフォン(ガラケー)が並んでいました。
その頃の海外携帯電話の世界はNokiaが巨人として君臨し、スティーブ・ジョブズがスマートフォン業界に革命を起こすべく、iPhoneの開発を進めていました。当時、インドのモバイル業界は、Nokia、Motorola、Sony Ericsson、LGといった携帯電話メーカーとの関係が強く、彼らの協力を得て、
インドブランドの携帯電話の開発が考えられていたのです。
MicromaxやSpice、LavaといったメーカーがOEMビジネスに進出したことは、インドの携帯電話業界としては歴史的なことでした。
いくつかのインドのブランドは、中国のオリジナル・デザイン・マニュファクチャラー(ODM)と提携しました。
これにより、超低価格の携帯電話が誕生したのです。
さらにMicromaxや他のインドのメーカーは、はるかに短い期間で新しいモデルを市場に投入することができました。
Nokiaなどのメーカーが、一般的に1年かけて行う作業を、インドのメーカーは3ヶ月で済ませていたのです。
そして、彼らはこの低コストの携帯電話をダンピングすることで、急速にシェアを獲得します。
彼らはインド人が愛するクリケットやボリウッドを利用して、マーケティングに莫大な資金を投入します。
ただ、このやり方は、インドの携帯電話メーカーに、今後のために強みとなるものを何も与えませんでした。
「売れるものを売る」
そして、巷には似たような端末があふれました。消費者の不満の声も聞こえ始めました。
投資家は、ライバルと差別化するための1つの方法として、R&D(研究開発)に多額の投資をする必要があることを企業に訴えました。
しかし、インドの携帯電話メーカーの多くは、今までのやり方を変えることはありませんでした。そして時代は劇的に変化します。
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